2023年4月度より、アニメ放送がスタートした『天国大魔境』。
この物語のキーになる「人食い」や「怪物」とも呼ばれる、ヒルコ。
この記事では、そんな鳥型や魚型をはじめとするヒルコの正体を一覧で紹介。
そして、その目的について考察しています。
『天国大魔境』ヒルコの正体と目的を考察
大災害のあとに出没するようになったヒルコ。
マルによるマルタッチで核を握りつぶすと、死滅することがわかっています。
その正体と目的を考察していきます。
正体:高原学園の生徒達
『天国大魔境』のヒルコの正体。
結論から言うと、それは高原学園の生徒達です。
原作6巻の第35話『高原学園①』での、とあるシーン。
天栄18年の7月20日のこと。
プールに集められた生徒達は、そこに浮かぶミーナ端末からこう聞かされました。
「外の外に到達する事が “ヒルコ” である皆さんの役割です」
また、それを受けて、こう口にしている生徒も存在。
「 “ヒルコ” って聞いて、忘れていた本当の名前を呼ばれた気がした」
そして、高原学園には独特な身体能力を持っている生徒が多数存在。
その能力が各ヒルコと一致してもいます。
原作で確認できているヒルコも、後ほど紹介していきます。
目的:天国創造のため?
高原学園の学園長、上仲詩乃(かみなかしの)。
彼女は、大災害後に天国創造の構想を描いています。
そのピースとして、生徒達が死亡後にヒルコへ変身するように仕組んでいたのかもしれません。
前述のミーナ端末の発言からも、この説が有力だと思われます。
ヒルコの種類一覧
その呼ばれ方や大きさ、姿形。
そして、能力まで様々なヒルコ。
原作で登場した順に並べていきます。
鳥型のヒルコ:タカ説は誤り?
原作1巻の第2話『マル』で登場。
翼があり、空を飛べる鳥型のヒルコです。
キルコとマルが宿泊した『八巣旅館』に姿を見せています。
鳥型であることから、このヒルコの正体は、名前が一致する生徒の『タカ』だという噂が。
しかしながら、タカは原作8巻の第49話『ミチカ①』で登場。
このシーンでは、同じ時系列にタカとキルコが存在しています。
高原学園の生徒が黒いあざを伴う不治の病で亡くなると、ヒルコに変化することが判明している事実。
このことから、タカはヒルコに変化しておらず、もちろんヒルコではありません。
そのため、鳥型ヒルコの正体は原作8巻の時点では不明です。
タカの正体を考察した記事はこちら。
【天国大魔境のロビンの正体(中身)はタカ】なぜクズや胸糞と言われるのか考察!
甲羅を持つヒルコ:コナ
原作2巻の第8話『竹早桐子』で登場。
甲羅を持ち、数多の脚があるヒルコです。
このヒルコに竹早桐子の弟の竹早春希は襲われました。
また、原作6巻の第34話『稲崎露敏③』にて。
保健室で寝ているコナの姿に、ミミヒメはこの甲羅を持つヒルコの姿を見ています。
ミミヒメは予知能力を持っていることから、このヒルコはコナであると推測されます。
余談ですが、その後、保健室から出てオーマと出会ったミミヒメ。
オーマの幻覚を見せる能力から、自分が医療機器が先端に付いたチューブに囲まれる幻影を見ました。
これも伏線であり、将来のミミヒメの姿を暗示しています。
そんな将来のミミヒメの姿はこちら。
【天国大魔境の宇佐美と星尾の正体はシロとミミヒメ】その理由3選を解説
魚型のヒルコ:クク
原作2巻の第10話『クク①』で登場。
こちらも、甲羅を持つヒルコと同じく、魚でありながら数多の手足を持っています。
この手足は壁に貼り付くことができる能力が存在。
同じくこの第10話にて、ククが手足を壁に貼り付けて登っていく姿が描かれています。
そして、原作7巻の92ページにククのその他の能力が掲載。
その最大の特徴は、泳ぎが得意で、5~7分間の潜水が可能であること。
また、ククは前述の黒いあざを伴う病気を発症。
自分が亡くなった際は、海に流して欲しいとリクエストしています。
その後、原作8巻の第49話『ミチカ①』にて、ミチカの手によって海に葬られました。
この事実や共通点より、魚型のヒルコの正体はククであることは間違いないと思われます。
幻覚を見せるヒルコ:オーマ
原作3巻の第19話『不滅教団②』で登場。
不滅教団本部の地下駐車場で、キルコとマルのコンビと対峙します。
目玉に幻術の能力を持つヒルコです。
その能力で、キルコに手を食いちぎられる幻覚を見せています。
これは、前述のオーマとまったく同じもの。
よって、ヒルコの正体はオーマである可能性が高いです。
蜘蛛型のヒルコ:ナナキ
原作3巻の第19話『不滅教団②』で登場。
超巨大な蜘蛛の姿をしているヒルコです。
能力は人を凍らせるレベルの冷却攻撃。
高岡学園にこの特徴を持つ生徒はいません。
しかしながら、このヒルコが生徒の『ナナキ』であると推測されています。
その理由は、原作5巻の第29話『壁の町⑤』での扉絵に描かれたコマ。
このヒルコが立つビルの窓、このサッシの形が「ナナキ」の形になっているため。
これにより、この蜘蛛型のヒルコはナナキの可能性が高いです。
アンジュラス:アンズ
原作8巻の第47話『上仲詩乃』で登場。
8本の触手を光らせながら、ウネウネと踊るように動くヒルコです。
その大きさや素早さは規格外のもの。
そのため、襲われそうになったキルコ達が「怪獣」と表現するほど。
このヒルコは生徒の『アンズ』との共通点があります。
公式Twitterアカウント
✔ 名前が似ている → アンジュラス≒アンズ
✔ しなやかな踊りを見せる
実際に、アンジュラスの動きを目にしたマルが「きれいだな」と口にしています。
また、アンズは原作3巻の第15話『タラオ③』にて、危篤のタラオを励ますためにダンスを披露。
180度の開脚も無難にこなす、しなやかさを見せています。
そのため、アンジュラスの正体はアンズだと推測されます。
まとめ
この記事では、ヒルコの正体について解説しました。
まとめると、『天国大魔境』のヒルコの正体は高原学園の生徒達であり、その生徒達が黒いあざを伴う病で亡くなるとヒルコに変化し、その目的は学園長の上仲詩乃による天国創造のためのいうものでした。
今後も続々登場するであろう、このヒルコ。
その正体が誰なのにますます注目が集まります!
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また、アンジュラスの正体と推測されるアンズ。
そんなアンズとタカの子供と思われる『トトリ』については、こちら。
【天国大魔境のトトリと歩鳥の関係】CV声優とヒルコの核についても解説